『森聞き』

ドキュメンタリー映画『森聞き』を観て帰宅。
揺さぶられた。静かで美しい映画。
こんなに涙が止まらなくなるなんて・・。
28日(金)にも益子の雨巻茶屋で上映されます。
多くの人たちに観て欲しい。
そして明日は『フクシマからの風』です。
詳しくは→ (Click!)

郡山の夢夜☆彡

待ちわびていた『七尾旅人with梅津和時!!』ライブ@郡山。
ライブ前に「もしかしたら、ふらっと旅人さんが現れるかも」
なんて言いながら、
道端に佇むこの子達に「わ~なんだ~可愛い~!」と
抱きついて写真を撮っていたら、
隣に同じ被写体にカメラを向けるご本人の姿が!
言霊!?福島でばったりは3度目の奇跡であった。
初っ端から嬉しすぎた。
しかし壮絶な夜だった・・。
ライブを形容する言葉が未だに見つからない。
放心状態が続いてる。
無意識に封印していた感情の細部にまで届く音 
今まで経験したことがない感じー
新しい言葉を生み出すことでしか表現できないような。
だから、日々の暮らしをちゃんと生きようと思えた 
私なりの小さなメロディ。繋げていきたい。
七尾旅人『リトルメロディ』Youtube⇒http://www.youtube.com/watch?v=yWoikS2VPVY
耳をすませて 歩いてみれば
いつもの道も オーケストラみたい
遠ざかる 靴音や 虫たちの歌や
踏み切りをすり抜ける 自転車のきしみ
耳をすませて 僕と歩こう
いつものウソが 本当に変わる時
君を愛してると ささやく声や
月のうすあかりが 雲を裂く音
そしてみつけたよ 小さなメロディ
何千光年の遠すぎる時間を 短い歌で超えよう
くちずさむたびに 僕は変われた  
いつか かなえてみせるって 小さなメロディ
これから僕ら やり直せるさ  
どんな壁も越えてゆけよ 小さなメロディ
耳をすませて 僕と帰ろう
いつもの道は 天の川みたい
星と星の間 音は無いみたい
星座を描くように つなげられたら
君はみつけたよ 小さなメロディ
何億光年の遠すぎる時間を 短い歌で超えよう
くちずさむたびに 僕は変われた  
いつか かなえてみせるって 小さなメロディ
これから僕ら やり直せるさ  
どんな壁も越えてゆけよ 小さなメロディ
いつか僕らが ここを離れても 
きっと誰かが口ずさむ 小さなメロディ
LALALA… LALALA… 
君に手渡したいものは 小さなメロディ
小さなメロディ

『演劇1』『演劇2』ー想田和弘監督作品

『演劇1』『演劇2』一日がかりで観てきた!
2時間52分&2時間50分の合計5時間42分。サイトはコチラ⇒http://engeki12.com/directors_note.html
元来じっとしているのが苦手な自分にとって、
学生のとき二本立て映画を観て、後悔した時以来の珍体験。
(この時は、一本観ただけでお腹が一杯になりすぎてしまい、
二本観る余裕がないまま観続けたので、せっかくの映画が損なわれてしまった気がした。)
ホントは1と2、別の日に観に行こうと思っていたのだけれど、勢いで全部観て、
監督と平田オリザさんのトークまで聴いてしまった!!
そして何だかぐわんぐわんの放心状態で帰宅。最近多いな、放心状態。。
はじめに『情熱のピアニズム』の予告が流れ暗転。会場はひっそりと静まり返った。
そしてゆっくりと本編の映像が流れ始める。音はない。
カメラは稽古場に向かうオリザさんを追う。そして無音のまま稽古が始まる。と、再び暗転。
会場は緊迫した空気に包まれた・・。
「これは!?」とおののいていたら、何と!しばらくして「機材のトラブルが発生した」とのアナウンスが。
そして、謝罪の放送の後、再び本編が音と共に流れ始めた。
しかし無音の映像と音のある映像では、こんなにも受ける印象が違うなんて。
予期せぬハプニングに初っ端から圧倒される。奇跡のはじまり・・。
恐らくこれはあってはならないミスだろうけど、偶然とは思えない伏線があるんだな・・。
隣の見知らぬおじさん(恐らく過去の監督の作品も観ている方)と思わず、
「演出かと思った!」と顔を見合わせて笑ってしまった。
こういう瞬間も映画館で映画を観ることの醍醐味。
でも見終わった後の興奮は、この比ではなかった。
昨夜は夢の中でもずっと思考が続いていた。
「台本は仮説に過ぎない。そこに真実があってそれを再現させようとすると、つまらなくなる」
というオリザさんの言葉。想田監督の観察映画に通じるものを感じた。
役者のそれぞれの役割。セリフ、一つ一つの動き、光、そこに配置されている物たち・・
途方もなく無数の関係性が織り成す、生モノの瞬間。
それは私たちの日常そのもの。それをどう捉え、関わり、伝えていくか。
観る前から、すごく沢山のヒントをもらえそうな予感がしていた。
監督の中に、被写体、この世界と出逢うこと、変わることへの圧倒的な愛情というか、
渇望みたいなものがなければ、この映画は生まれなかったんじゃないかと感じた。
その真摯な姿勢、決意みたいなものが、全編に流れていたように思う。
私にとって「アート」とは、世界を変えてくれるもの。
ものの見え方を根底から揺るがされて、分からなくしてくれるもの。
自分に欠けている新しい言葉を教えてくれるもの。
『演劇』はそんな作品だった。
芸術と文化の存在価値、社会、政治、教育現場との関わり。
アートが対峙せざるを得ない「お金」の問題。
時間が経てば経つほど色んな疑問が湧いてくるし、
捉えきれないものがあちこちに広がっていて、頭の中が支離滅裂になる。
監督はここで何を感じていたのだろう?何を観ていたんだろう?
平田さんの行動、言葉は何を意味しているのか。。
消化するまでに相当時間がかかりそうだけど、じっくりゆっくり味わいたい。
映像の持つ圧倒的な力、映像でしか表現できないものを体現してる映画は、
実はそんなに多くはないのでは、と思う。
音もナレーションも演出も大切だけど、それが説明的、
かつ誘導的であればあるほど、映像の力が逆に損なわれることが多い気がする。
昔から、一番惹かれるのは、始まりも終わりもないような、
「ん?あれ?あ、終わったのか・・」みたいな映画なんだけど、
『演劇』は静かでありながら、劇的なドキュメンタリーだった。
やっぱり映像って凄いなと思ったなあ。
そして演劇も・・・。人も・・・。
あと、これは職業病なのかもしれないけれど、
物作りをする上での共通の課題や、
一部を変えると全体が瞬時に変わるといったプロセスについても考えさせられた。
更に最近よくツイッターをしていても、翻訳の勉強になるなと感じることが多く、
『演劇』を観て、平田オリザさんのセリフに強烈なパンチを食らった。
すごかった。言葉の勉強になる・・・。これからいろんな舞台も観てみたい。
そういう意味でも、新たな世界が開けそうな予感がする。

★音で世界を変える人

敬愛するミュージシャンの大友良英さん。
映画やドラマの音楽を手がけるだけでなく、
音を用いた作品展示、即興、
市民を巻き込んだ音楽イベント、町作り、
障害のある子どもたちとのワークショップなど、
日本のみならず世界各国で精力的に活動している方。
PROJECT FUKUSHIMAの代表でもある。
これは素晴らしいアーティストに共通することだと思うのだけど、
大友さんや七尾旅人さんの作品に触れると、物の見え方、感じ方ー世界観、が変わる。
今、生きている空間が音楽そのものだ、ということに気づかされる。
例えば、今この文章を書いている部屋の中で響く時計の音、
キーボードを打つ音、呼吸、外の風、遠くの飛行機。
世界は、まさに音の洪水なんだ。
その豊かさに救われる。
そして、その豊かさは世界を変える力になる。
昨夜、大友さんのソロライブを聴きに行った。
眼を閉じた途端、トンネルの入口から、
あっという間に大きな音の渦に引き込まれる。
誰もが持っている言葉にならない世界。表面には現れない混沌としたもの。
その中に流れる一筋の清らかなもの。沢山のイメージが浮かんでは消えた。
眼をあけたら、時空がずれたような感覚がした。
大友さんが眼の前にいることすら、現実感がなかった。
でも、確かに存在しているんだ、あの柔和なひとの中に。
荒れ狂った波のような、静かな海底のような世界が。
最後にアンコールで歌ってくれたのは、加川良さんの「教訓」のカバー。
初めて聴いた大友さんの歌だった。
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命はひとつ 人生は1回
だから 命をすてないようにネ
あわてると つい フラフラと
御国のためなのと 言われるとネ
青くなって しりごみなさい
にげなさい かくれなさい
御国は俺達 死んだとて
ずっと後まで 残りますヨネ
失礼しましたで 終るだけ
命の スペアは ありませんヨ
青くなって しりごみなさい
にげなさい かくれなさい
命をすてて 男になれと
言われた時には ふるえましょうヨネ
そうよ 私しゃ 女で結構
女のくさったので かまいませんよ
青くなって しりごみなさい
にげなさい かくれなさい
死んで神様と 言われるよりも
生きてバカだと いわれましょうヨネ
きれいごと ならべられた時も
この命を すてないようにネ
青くなって しりごみなさい
にげなさい かくれなさい

<レ・ミゼラブル>

新年明けまして・・には遅すぎる更新。
皆様、寒中お見舞い申し上げます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
昨日、遅ればせながら映画「レ・ミゼラブル」を観ました。
ロンドン&NYで何度も足を運んだミュージカル。
素晴らしい名曲の数々・・。
あまりに好きすぎて、映画化する必然性があるのかな?と思っていたけれど、
舞台ではなく映像、セリフではなく歌でしか伝わらないものがある、
ということを存分に感じさせてくれる作品でした。
ブラボー!!
そして私は最初から最後まで泣きっぱなしで、
今日は疲労度マックス。ラララー♪
まだ観ていない方、是非劇場で。
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