良いお年を

もうすぐお正月ですね。
本格的な寒さ到来で、
薪ストーブなしでは過ごせない毎日ですが、
今冬はまだ風邪もひかず元気に制作しています。
冷え性かつ腰痛持ちなので、寒さは大の苦手ですが、
冬になると庭に野鳥が訪れて、
窓辺の木の枝でくつろいでくれるので、
小鳥をこよなく愛する私にとっては、嬉しい季節でもあります。
空気も澄んでいて、星が声をあげてしまうほど
綺麗に見えますね。
今年も色んなことがありましたが、吸収、消化して、
来年に生かしたいです。出会いにも恵まれた1年でした。
年末年始は母の実家がある大阪で親族一同が集まります。
昨年は帰らなかったので、久々の賑やかなお正月。
とにかく大阪の親戚は、よくしゃべり、よく笑います。
お酒が入ると、更に暴走~っ!!
今から楽しみなような怖いような!?
どうか皆さん良い年をお迎えくださいね。
また来年お会いしましょう!

☆ 立春

立春。
後は、立ち上がってくれた春が、
ゆっくり歩いてきてくれるのを待つのみ。
庭のクロッカスの芽が頭を出し始めて、
昨年植えたクリスマスローズも蕾をつけています。
嬉しいなあ。
つい最近、NYで出会った友人が一時帰国して、
うちに遊びに来てくれました。
その頃、彼女は大学を卒業し、新聞社で働いていて、
偶然私が働いていたテレビ局と同じビルに通勤していたのです。
年配の男性ばかりの職場で、同世代の女子に飢えていた彼女。
エレベーターで出会った時のことを今でもはっきり憶えてます。
初対面なのに、いきなり「わ~!!!女の子だあ~っ!」って、
抱きついてきたんだから。キョーレツでした。
そんな彼女は今フリーランスのライターとして大活躍しています。
NYにいた頃から、フルタイムで新聞記者の仕事をしながら、
フリーライターになるべく日本の雑誌に記事を書いたり、
一時帰国しては限られた時間の中で色んな雑誌社に営業回りしたり、
こちらが心配してしまうほど多忙でした。
当初、雑誌に依頼される仕事はレストランやカフェなど、
女性が喜びそうな観光情報ばかり。
どれも彼女が本当にやりたい仕事とはかけ離れていました。
それでも、地道に何年も下積みをして、色んな人たちとの信頼関係を育てて、やっと今、彼女は自分が温めてきたテーマに取り組み始めています。
全米をカメラマンの女の子と二人で車で横断し、
出会った人たちのことを書いた出版前の記事を見せてくれました。
コヨーテという雑誌に掲載される予定なので、もし良かったら、
チェックしてみて下さいね。
彼女の意志の強さ、なんの保証もない未来のために、
時には弱音なんかも吐きながら、
それでも諦めずにこつこつ積み重ねてきた時間の重さ。
自信を失いかけたこともたくさんあると思います。
一泊二日の短い時間だったけど、一緒に食事して散歩して、
お茶して、ゆっくりじっくり会話できたこと。
かけがのない時間でした。
一緒にいるとホっとするのに背筋が伸びて、しゃきっとする感じ。
話していると心が自然に言葉を紡ぎ出してくれて、
彼女のことだけでなく、自分自身を新たに発見する感覚。
話しながら、そのことに気付いて、さらに深いところに降りていける。
お互いがお互いの生き方をちゃんと見つめあってる安心感と緊張感。
別れるとき、抱き合った途端に自分でも驚くほど、
どぱ~っと涙が出てきました。
友達って、ほんとうに大きな財産。
恋愛に負けないくらいドキドキしちゃいます。
最近はまた素敵な女子との出会いもあったり、
友達が私のことを想ってプレゼントを買ってくれていたり。
器を注文してくれたお客さんからお礼の手紙が届いたり。
自分が気づかぬところで、想ってくれてる人がいる。
行動してくれる人がいる。
そのことだけで、ほんと、胸がいっぱいになります。
今日は窯詰め。
やさしい気持ちで窯焚きできそうです。

★ 味噌作りと不思議な縁

今年も味噌作りの季節がやってきました。
昨年まではJAの設備を使わせて貰っていて、
仲間10人ほどで、皆の分を共同で作っていたのだけれど、
あまりに自家製味噌作りが広がりすぎて、
JAの味噌が売れなくなったらしく、
設備利用が出来なくなってしまい。。
な、なぬ~!!
というわけで、今年は自宅で遊びに来ていた姉と一緒に挑戦。
JAで作っていた時は、ゆでた大豆は機械がすってくれました。
これ、ほんと便利だったんだなあ~。が、今回は勿論全手動。
大した量ではないから、そこまで大変ではなかったけれど、
すり鉢だけだと手が疲れる・・ということで、
姉が袋に入れて足で踏むというやり方を提案してくれました。
これが、大当たり!!
足踏みして大分こなれたのを最終的にはすり鉢で、という方法。
昔は村の?女性達が歌でも歌いながら皆で踏んでたのかもなあ。
楽しかった~。
今年は姉の無農薬大豆2キロ、麹2キロ、塩900グラムで製作。
半日かかったけど、JAでやっていた時以上の充足感。
やはり自分の体で作ると違うなあと。愛着が増しました。
味噌の出来上がりは11月ぐらいかな。
昨年までの手作り味噌も、今まで食べていた味噌は何だったんだ?
と思うくらい美味しかったのだけれど、
これは完全無農薬バージョンだし、機械では出ない味が出るはず・・
と、勝手に期待が膨らんでいます。早く食べたい~!
味噌作りは全然難しくないから、ほんとお勧めです。
市販のより断然美味い!
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さて、
話は全然違うのだけれど、
今日の午後、前回の陶器市で声をかけて下さった、
ネットショップの吉田さんが、注文の器を取りに来てくれました。
偶然にも、私の陶芸の師匠でもある鈴木秀夫氏のファンで、
昔から個展にも足を運んでいらしたとのこと!
「もしかして昔、ソバージュで長い髪でしたか?」と、
今日突然聞かれて、「え?何で知ってるんですか?」と驚いていたら、
6年前ぐらい、私が焼き物修行を始めたばかりの頃に、
個展会場で鈴木さんと談笑していた私をチラっと見かけていたらしい。
「あの時は鈴木さんの娘さんかな~って思って見てました」と
言われて・・。とても嬉しい縁です。
吉田さんは、そのころまだ会社勤めをしていて、
器が大好きだけど、本職にはしていなくて、
私はまだ陶芸の卵にもなってないようなひよひよ状態。
あそこでニアミスしていた二人が、6年後、
こんな風に出会えるなんて。
とても幸せな気持ちになれました。
人は、どこでどう繋がっていくか分からないもんだと、
改めて出会いの不思議を感じます。
ちなみに吉田さんのウェブショップはオープン間近。
その時は改めてお店の情報をアップさせて貰いま~す♪♪
今日街角ですれ違った人が、数年後、
とても大切な人になっているかもしれない。
そう想像しながら生活したら、毎日が変わる気がします。

★ 代理母

2年前、笠間に越してきてすぐに、父親が庭にある大きな栗の木に、
野鳥のための巣箱を取り付けた。毎年巣作りの時期になると、
今年はどうかな?と観察していたけれど、残念ながら、
一度入ってもすぐに出てきてしまったりで、内装が気に食わないか、
いや、穴がでかすぎ?或いは高いとこにつけすぎ?
と、いろいろ考え、やはり作り変えるしかないかなどと話しながら、
そのまま放置していた。
今朝、実家から笠間の家に帰ると、一足先に笠間に来ていた父が、
巣箱をデッキの上に置いていた。
誰も使ってくれないから、とりあえず昨日の昼間に外したとのこと。
その後、うちではバーベキュー会が開催され、お客さんたちが来て、
わいのわいのと飲んだり食べたりしていたら、ビービーと鳥の声が。
これはどこから聞こえてくるんだろうと、音源を辿ったら、
まさかのまさか!!
え!!!??中にいるじゃないっ!!
巣箱の穴を覗いたら、シジュウカラのヒナ達が、
親鳥が来たと勘違いして、口をあんぐりと開けて鳴いていた。4羽も!
おそらく父が外した時は、びっくりして静かになっていたんだろうな。
穴からしか中を覗けない構造だし、止まり木にブロックされて、
箱の底にもぐっている状態だと全く見えないから・・・。
しかし、親鳥の気持ちを考えたら居たたまれない。
ヒナの気持ちもか。
お客さんも巻き込んでの大騒動になり、
慌ててまた木にくくりつけたけど、親は警戒したのか全く来なくて、
お腹をすかせたヒナが巣箱の穴から身を乗り出し、
悲痛な声を出しはじめた。こっちも泣きたくなるくらいの切ない声。。
夕方まで親が来るかと待ってみたけど、やはりだめ。
こりゃ、もう餌をやるしかない、巣立ちまで面倒見るしかないと
腹をくくり、巣箱を取り外しに外に出たら、
既にヒナの一羽が下に落ちてしまってた。
幸い怪我もなく、巣箱のヒナたちも生きている。
ぐったりはしていたけど・・。
早速山新に車を飛ばし、ミールワームという生きてる幼虫を購入。
ヒナ達にピンセットであげてみたら、皆さん食べてくれて、一安心。
ちょっと、このミールワームが気持ち悪いけど、最後は手掴みでした。
ピンセットだと、やりにくいんだもん。。。ヒナ達、せかすんだもん。。
今、4羽はぐっすり寝ています。2羽ずつ、重なり合って。
ちなみに3枚目の写真は、ヒナが糞をしているところ。
シジュウカラの親は、外敵に匂いで気づかれないよう、
ヒナが糞をするたびに、それをくちばしに咥えて、
遠くまで運んで行って、落とす。
私はとりあえずピンセットで、毎回つまんでは捨てている。
食べたら必ずするので、手間がかかるけど、
お尻をポンと上げる姿が愛らしい。
まだ小さいけど、既に足はしっかりしていて、手にちゃんと止まれるし、
羽も産毛だけど、色付いてきている。
もっと幼いヒナだったら、すぐに死んでしまっていたかもしれない。
巣立ちまで責任を果たしたい。野生に帰したい。
小さい頃、セキセイインコやコザクラインコが家にいて、
ヒナが生まれると手乗りに育てて、何世代にも渡って
飼い続けていた。大学生になってから猫を飼い始めたから、
インコとの縁は途切れてしまったけど。
こんな形でシジュウカラさんに触れられるとは。
シジュウカラにとっては迷惑な話だし、
本当に申し訳ない気持ちだけど、
手の平におさまる小さな小さな命の暖かさに、
じーんと来ている自分がいる。
どうかどうか、ちゃんと育てられますように!

★ シジュウカラの成長

シジュウカラを保護して丁度1週間。
2日に一番小さいヒナが亡くなってしまい、
ハナミズキの下に埋葬した。
前日他の子に比べてあまり食べず、皆が毛繕いしたり、
バタバタと羽を広げたりしているのに、すぐに寝てしまっていた。
変だなあと思いつつ、夕方口を開けさせて食べさせ、
明日の朝まで様子を見てみようと、そのまま寝てしまった。
翌日起きたら、もう息をしていなかった。
おかしいと気づいていたのに、食べなかったわけじゃないし、
栄養分の多い卵黄もあげたから大丈夫なはずと、
勝手に納得してしまった自分に腹が立つ。
ヒナが元気だったころの姿を思い出すと、悔しくて何度でも泣けた。
2日間気持ちが沈んで、どうしようもなかったけど、
泣いてる場合か、アホ!!やるべきことはあるやんか。
こういった小さな異変にどう対処するか、調べてみた。
まず、保温。鳥たちは体温が高くて、人間にとって暖かくても、
30度ぐらいはないと体温が下がってしまう。ヒナは産毛だから尚更。
夏だし、と温めずに夜を過ごさせてしまったのが衰弱の原因だと思う。
昨日もう一羽が少し元気なくて、やはり亡くなったヒナのように、
食べるとすぐに寝てしまっていた。
砂糖水が良いと聞いて、30分ごとに1,2滴与え、
段ボールから、藁のふかごに住まいを変え、
庭の苔を乾かしたものを集めて入れた。
温度・湿度計を買ってきて、電気スタンドを近くに起き、
30度&湿度60%に保つようにしたら、少しずつ回復して、
夜には大量に食べてくれた!一安心。
今朝は3羽そろって、びーび鳴いている声で起こされた。
ホっとした。。。はあ~。
もうヒナと呼ぶには大きい。1週間でこんなに大きくなるんだなあ。
真ん中の写真が保護した2日後、下が今。
色もはっきりしてきたし、一回りは大きい。飛べるようになった。
糞をするとき、もうお尻を上にはあげない。普通にする。
自分の力で餌を食べたいようで、前みたいに大きく口を開けない。
少しは開くけど、すぐ餌をつつこうとする。
こっちとしては時間がかかって、やりにくいんだけど、
成長してる様子が分かって嬉しい!
今日は一羽ずつ外に出して、自分で餌を食べる特訓開始。
ミールワームを半分に切って、くわえさせると自分で飲み込むように
なって、ワームがくちばしの先につくと、ふかごの縁で固定し、
はぐはぐ食べていた。知恵がついてきたぞ~。
一人餌の練習に粟玉を使うと良いらしく、あげてみたら、
少しだけつついて自分で食べた。。感動・・・・。
この1週間でどうにか一人で食べられるようになりますように。
今、ふかごを大きめの箱に入れて、
ふかごから出て遊べるようにしてる。
餌をやろうと近寄ると、すぐに箱から出てきて、縁に止まって催促。
時折部屋の中で飛んだり、手に止まったり、私の前に降りて来て、
つぶらな瞳でじっと見てる。
野生に帰るんだから、あんまり慣れても良くないのだけれど、
人間に対する警戒心がゼロになってしまった。う~ん・・複雑な心境。
もうとっくに巣立っている時期だと思うけど、まだ時間かかるかなあ。
色んなこと考えさせられます。
生き物のこと、野生のこと、自然のこと、自分のこと。
花を育て始めてから、今まで覚えられなかった花の名前が
心に残るようになったり。車を運転している最中に、
道路脇の木や民家の玄関先に植えてある花に自然と目が行き、
景色に奥行きが出て、
生き物のエネルギーに圧倒されるようになったり。
それと同じ。
小鳥は以前から大好きだったけど、
外のさえずりを聞くときに湧きあがってくる感覚。
これが、今までとは断然、違う。