昨夜は、かしゃま文化会館:
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駅長けいこさん主催の閉店後の貨車に集う秘密の?晩餐会へ。
ドアを開けると、初っ端から嬉しいハプニング。
私が毎日愛用させて戴いている湯呑の作者であり、
尊敬する陶芸家の小野正穂さんと、
素敵な絵を描かれる奥様の優子さんがたまたま店内にいらしていて、
お二人も飛び入り参加決定。
6時を過ぎると次々と常連のお客様が乗車して、レトロな店内が賑やかに。
指導所で大変お世話になっていた大好きな久野先生の息子さんで、
笠間の窯業指導所にお勤めの久野 亘央さん、
ツイッターで既に繋がっていた陶芸家の桑原哲夫さんとも、やっとお逢いできた。
atelier 365°のデザイナー須知さんや、若き陶芸家の廣田君、
日動美術館の学芸員で、かしゃまのスタッフに仲間入りしたばかりの森君。
素敵なメンバーが勢揃いで、嬉しい。
貨車の中には、ゆったりと空気が流れていた。
次々に運ばれてくる駅長と車掌の手料理。
ウクレレとマンドリンのセッション。
壁に浮かび上がる中村綾緒さんの幻想的な写真。
ぼわーっと暖かい照明の光。灯油ストーブの炎。
音楽を聴きながら歌う人、お喋りを続ける人、絵を描き始める人、寝始める人。
学生の頃に大好きだった美術部の部室を彷彿とさせるような、
みんなそれぞれ結構好き勝手にやってて、
でも、確かに共有しているものがあって、
用があるわけではないんだけど、ずっといてしまうような、そんな空間。
こういう、なんでもないような時間に私は弱い。
事の始まりは、「フタバから遠く離れて」の実行委員会の一員として、
笠間近辺で協力してくれるお店はないかなあと、話していた時に、
益子のチィのふみちゃんから、ライターの蓑田さんを紹介して貰ったこと。
蓑田さんがその場で、あやちゃんに電話してくれて、
あやちゃんから水戸のブラックバードさんやワシントンさん、PUNTOさんへ。
そして「長いこと住んでいるのに、笠間での繋がりがあんまりなくて」
という私に「じゃ飲み会やろう!」と、
あやちゃんが企画してくれた今回の晩餐会。
1度しか逢ったことないのに、サラっと行動に移してくれる。
人に気を遣わせない、さりげない優しさ、言葉だけじゃない信頼感、安心感。
いいなあ。ほんとうに素晴らしい。ありがとう。
今宵もどこかの街の片隅で
ひっそりと開かれているであろう晩餐会に想いを馳せて
素敵な夜に乾杯。