【ETVの 「被災農家を救え~若きビジネスマンが挑んだ農業再生550日~を観て】

‎10時から放送されたETV特集。震災後、縁のあった亘理町の農業支援の話。
苺農家の多いこの町で、塩害からの復興に奔走した若いビジネスマンの道程を追ったもの。
亘理の苺農家のおじさん。
家、財産、仕事、すべてを津波に流されて、農家を諦めようとしていたところに、
民間の支援が入って、トマト栽培を始める。
農業を再開してからの表情が本当に生き生きしていた。
生活していく、ってこういうことなんだ、と思った。
生きるための、生き甲斐となる活動。
「国が動かないなら自分が動く」と被災地に入り、
その「生活」支援策を実行に移す民間の人間がいて、その計画に一から賭けようとする農家がいる。
なのに、復興予算のカットで両者共に追い詰められるという現実。
震災から1年8ヶ月が経とうとしている今、自分に何ができるのか・・
事故後、姉は「正直、考えたくない、全部忘れたいと思うときもある。
でも忘れてはいけないと強く思う。」と言った。
実際に忘れないと生きていけない人たちも沢山いるはずだ。
だから自分みたいな境遇に置かれた人間が、ちゃんと見て、
ずっと覚えていられたらと思う。原発事故のことも被災地のことも。
それでも記憶というものは薄れていく。あの時の想い、恐怖感というものも。
ETVで亘理町の風景を見ていたら、忘れていた感覚が蘇って、
意識してるつもりでもやっぱり違うんだと感じた。
人は慣れて行く、忘れていく生き物なんだと痛感させられる。
姪や甥が大きくなった時にちゃんと伝えられる自分でありたい。
こうツイートした直後に偶然とは思えない出来事が。
私が山元町に行くきっかけを作ってくださった常連のお客様から、メールが届いたのだ。
奥様が山元町のご出身で、奥様のお兄様が山元町の役場にお勤めで、
当時、ボランティアが足りていない現状を教えてくださった。
現地ではお兄様に色んなお話を伺うことが出来た。
すごいタイミングだなあ・・。本当に驚いた。
現地で出逢ったおっちゃんおばちゃん、若者たち・・みんな元気かな。
無性に逢いたくなってきた。
年内に足を運べたらと思う。

ドキュメンタリー映画『モンサントの不自然な食べもの』

先日観た『モンサントの不自然な食べもの』。
「安全性が保障されていない遺伝子組み換え作物で
世界の食卓を支配しようとしているモンサント社」の営みを描いたドキュメンタリー。
製作目的がはっきりしてる映画なので、全部を鵜呑みにはできないけれど、
誰もが問題意識を持つべきテーマだと感じた。
モンサント社の強力な除草剤「ラウンドアップ」に耐性を持つ遺伝子組み換え大豆。
その広大な畑の映像を観ただけで、身体も心も拒絶反応・・。
除草せず、自然の生態系を最大限に活かそうとする自然農の営みとは真逆の営み。
更に恐ろしいのは、映画で描かれているモンサント社の巨大な利権構造が、
日本の原発ムラを彷彿とさせるどころか、まるっきり同じだと感じさせること。
人類の生存に欠かせない自然環境、食生活を汚し、癌、
免疫システムの低下に繋がる可能性があるという部分まで酷似している。
遺伝子組み換え食物については、まだまだ知らないことだらけで、
賛否両論きちんと勉強したいと感じた。
映画のサイトには分かりやすい解説もある。公式サイト⇒http://www.uplink.co.jp/monsanto/commentary.php …
監督インタビュー、上映会スケジュール、自主上映の案内なども。
映画と関連した情報あるかなと検索してみたら、
フードライターの浅野陽子さんが書いた、
日本モンサント㈱の研究用の農場の見学レポ発見
⇒http://asanoyoko.cocolog-nifty.com/blog/2012/10/post-e528.html …
遺伝子組み換え食品についての考察などもある。
油なんかは、もう遺伝子組み換えのを知らず知らずに使ってしまっているんだな。
カリフォルニア州で来月、食品表示の義務化をめぐる住民投票が実施されるみたいだけど、
義務化は絶対に必要だろう。
一消費者として、安全性の問題はもちろん、生産者の方法論や倫理観を、
自分の暮らしの哲学・倫理観に照らし合わせて、共感できない所からは買いたくない。
これはあらゆる商品に関して言えることだと思う。
原発事故があって、余計にそういう意識が強くなった気がする。
生活の隅々において、本当に大事にしたいものを大事にできるような選択をしたいな。