「フタバから遠く離れて」の上映会にて。
茨城の上映会の発起人となった城さん、本田さん、
そして実行委員長の小峯さんと。
事の始まりは、日立在住の城さんが、
原発の問題が今もタブー視とされている日立で、
一人でも多くの人たちに観てもらいたい、この現実を知ってもらいたいと、
茨城映画センターの本田さんに手紙を書いたことだった。
城さんの「採算が取れなかったとしても、全部自分が責任を持つ。
だから、力を貸してほしい」という熱意に動かされて、
日立で試写会が開催され、その試写を観た本田さんも、
とにかく上映したい、と、本人いわく
「後先考えず上映を決めてしまった」とのこと。
大規模な上映会なんてしたことがなくて、でも、どうしても上映したくて、
昨年から協力者を探していた自分が、丁度壁にぶつかって自信を失っていた時に、
願ってもみないタイミングで訪れたお二人との出逢い。
こんなことがあるんだなあ・・と今考えても奇跡のように思える。
そこから実行委員長の小峯さんをはじめとする、映画、芸術、
そして何より私たちが生きているこの世界、
人、をこよなく愛する人たちとの出逢いがぱーっと開けていった。
文化を通して人が喜怒哀楽を味わい、想いを通わせたり、
違和感、疑問を抱き、悩み、考え、
その中で知恵を共有し、生きる力を広げていくこと。
それこそが「生きる」ということなのかな、と思う。
映画には打ちのめされる要素も沢山あった。
でも、私は、この現実の中で生きようとしている人がいるということ、
この現実を見続けようとしている人がいるということ、
映画から伝わってくる「信頼」、何かを大事に思う気持ち。
そして、変わろうとする勇気に励まされた。
気付くことで傷つくことも沢山ある。
でも、気付くことがスタートなんだ。
そこに希望を見出せる人間でありたい。